現在の閲覧者数: 森あやこ  活動日誌 「ご意見や想いを聞かせてください」
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福岡市の議会改革どこまで進んだ?


議会改革-これまでの経緯
 福岡市の議会改革、2015年9月に議会改革調査特別委員会が設置されて以降、これまで18回の会合を重ねています。現在決まっているのは、常任委員会の裁決時に傍聴者の退席を求めていたのが廃止されたこと、請願時に紹介議員への質疑が可能になったことなどです。

 2017年1月の委員会では、常任委員会の再編成と名称について討議され、森あや子が提案した再編成案が全会派一致で決まりました。 10月25日の委員会では、常任委員会の名称について討議されました。

 現在の福岡市議会、第1委員会、第2委員会などのようにナンバー表現ですが、これを「財務総務委員会」、「こども・教育委員会」などのような名称に変えようというものです。各会派から持ち寄られた案について議論されましたが、一部の会派で「漏れる部局も出てくる」との理由で、従来のナンバー表現でよいという主張もあり、結論は先送りになりました。

 しかし、市民から考えると、第1委員会、第2委員会と言われても何を審議するかはわかりませんし、「財務総務委員会」、「こども・教育委員会」などのように名称で表された方がわかり易いのは明らかです。
 12月1日の委員会では、議会基本条例について参考人として東京大学教授、金井利之氏を呼び、議会基本条例とは何か、なぜ必要かなどについての講演がありました。

福岡市議会-何が問題なのか
 福岡市議会、本会議や決算特別委員会、条例予算特別委員会の審議の状況はネット中継されますが、常任委員会のネット中継はありません。また、上にも述べましたように常任委員会の名称がナンバー表示で判りづらいです。議事録について見てみると、本会議の議事録も委員会の議事録も質問者や答弁者の名前は掲載されません。市民にしてみれば、どの議員がどのような発言をしているのか知りたいものです。

 議会が終われば市議会の議論の結果は、ホームページに掲載されますが、これにも問題があります。そこに掲載される議決結果は各々の議案に対して、会派と賛否の状況が掲載されています。他都市の状況はどうなっているのでしょう。福岡市の近隣都市、どこを見ても「どの議案に対して、どの議員が賛成したか反対したか」が判るようになっています。

 請願と陳情についてはどうでしょうか。紹介議員がいれば請願となり、いなければ陳情という扱いになります。請願書については常任委員会などで審査し、本会議で採択・不採択を決定しますが、陳情書については常任委員会の委員に配付されるだけです。

 平成26年から平成29年まで92件の請願がありますが、採択・不採択の決定が下されたのは23件で残りの69件は継続審査となっています。継続審査、言葉を見るとまだ審査されるように思えますが、実際は何もしないということです。
議会改革、本当に必要です。市民に開かれた議会にすることで議員にも緊張感が生まれます。これからも改革の状況を監視して行かなければなりません。




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森あやこ・活動 | 【2017-12-31(Sun) 16:10:21】 | Trackback(-) | Comments:(1) | [編集]

第6回子育て講座「ガミガミ言わずに育てる方法」報告


子育て講座第6弾「ガミガミ言わずに育てる方法」
~怒らなくてもしつけはできる!~

12月3日(日)10:00~11:40、コミセン和白にてアクティブ・ペアレンティングジャパントレーナーの野口紀子さんを講師にお招きして、第6回子育て講座を開催しました。

第6回子育て講座

9名(大人5名、子ども4名)の方に参加いただき、野口さんからそれぞれの年代の子どもの特徴を教えてもらい、参加者の方々の普段の生活の中で生じる「こんなとき、どうしたらいいの?」

(たとえば食べながら遊び始めるのですが、どうしたらいいでしょうか?など)の質問にもじっくり答えていただきながら和やかにお話が進みました。

ある方はたまたまお店にあった講座のチラシを見てピンときて参加なさったそうで、「ちょうど子供に対して最近ガミガミになってきたところで、この講座で色々教えてもらってよかったです。さっそくうちで実践してみます。」と喜ばれて帰られました。

アンケートではとてもよかった、よかったとの声をいただきました。みなさん寒い中お休みの日にお越しいただいてありがとうございました。

次回は春休みの開催を予定しています。詳細が決まりましたらブログにアップします。
講師の野口さんより、一度参加された方でもまた参加してもらったら復習にもなりますし、自分が親としてどれだけ実力がついたかも分かるのでどうぞ遠慮なくリピートされてください、とのお話もいただきました。みなさんのご参加をお待ちしております。

山口えりか




森あやこ・活動 | 【2017-12-05(Tue) 09:31:13】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

平成29年第4回福岡市議会報告(9月議会の主な議案への賛否と主張)


平成29年第4回福岡市議会(定例会) (平成29年9月13日から9月22日)

9月議会の主な議案への賛否と主張
緑とネットは23議案中、20議案に賛成し、3議案に反対しました。

マイナンバーシステム回収の補正予算<議案第197号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決

希望者に対して住民票等に旧姓を表記し、諸手続きを簡素化するというシステム改修の補正予算です。しかし本質的な解決は、夫婦別姓の選択ができる法改正をすることだと考えます。システムの改修は小手先の対策にすぎません。

人工島接続道路(都市高速道路延伸)の補正予算<議案第197号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決

都市高速道路からこども病院側へ直接乗り入れる道路を建設する計画ですが、私たちはこの建設自体に最初から反対してきました。この建設による時短効果はわずか7分。292億円もの税金を投じる必要はありません。

立地交付金の補正予算<議案第197号・議案199号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決

費用対効果が極めて低く、適切な税金の使い道と言えません。これまで立地交付金274億円のうち229億円が人工島の土地処分のために使われています。しかし交付事業所からの税収は累計で20億円しかなく、交付事業所の2割強がすでに撤退、平成28年度までに9,208人の雇用が増えているものの62.5%が非正規雇用、というのが実態です。

建設関係手数料の一部改正<議案第203号>
〔賛否〕賛成→〔結果〕可決

住宅確保の配慮が必要な方に対して賃貸住宅の提供を促進していくため、10月25日から施行された「住宅セーフティネット法」に伴う条例改正でした。住宅改修費の補助や家賃の補助などを国や市から受けることができるようになります。
私たちは賛成したうえで、地域包括ケアシステムと連携させること、支援メニューを充実させること、低所得世帯への住宅費の負担軽減策を充実させること、市民および賃貸住宅所有者に本施策を周知すべきことなどを提案しました。




森あやこ・活動 | 【2017-12-01(Fri) 10:48:28】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

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