天ヶ瀬ダム再開発事業の視察しました。
28日に行った天ヶ瀬ダム
再開発事業のトンネル式放流施設建設(放流能力の増強)現場の視察でした。

事業の目的として、洪水調整機能の強化、京都府の水道用水の確保、電力能力の増強
昭和50年に予備調査をはじめ、平成元年には建設事業着手、トンネル本体の工事着手は平成25年で、平成30年の完成予定でしたが、岩盤の柔らかい部分が見つかり約3年ほど工期が延びるそうです。総事業費は、590億円 全長617㍍、
余談ですが、この流入部の穴の直径は28㍍
目の前で見ると、とーっても大きかった!
でも、博多駅前の道路陥没よりサイズは小さい。


トンネル式にしたのは、天ヶ瀬ダムはアーチ型のダムで、ダム事態の放流能力を上げるために放流部を拡大するのは強度的に問題があること、また、ダムのかさ上げをして容量を大きくするには周りの山の高さが足りないため、その選択もできなかったとのこと。
琵琶湖周辺や宇治川での台風や大雨での洪水被害に対応した増強だそうですが、近年の雨の被害は想定を越えるものなので、
自然災害と開発の鼬ごっことならないかと懸念されます。
議員になって、ダム建設現場の視察が多々ありますが、いつもここまでの開発が本当に必要なのか、自然環境に負荷をかけない、自然を生かした解決方法はないのかと考えさせられます...
2枚目の写真(②天ケ瀬ダム工事現場1)、端に寄せられているのは琵琶湖から流されてきたゴミです。
自然に還らないゴミを生み出すのは人間だけですね...
森あや子
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