天ヶ瀬ダムの後は、瀬田川洗堰!
28日 天ヶ瀬ダムの後は、瀬田川洗堰
日本最大の淡水湖である琵琶湖には、直接流入してくる一級河川だけでも118本あり、その内の唯一自然流出河川が瀬田川だそうです。
琵琶湖からの水は、その瀬田川から宇治川、そして淀川を流れ大阪湾に注ぎます。

(因みに、琵琶湖は約400万年前に誕生したとされています。平成15年に、ラムサール条約登録湿地に指定されてます!)
瀬田川洗堰設置までは、奈良時代から自然と人との知恵比べのような様々な出来事がまき起こっています。
明治29年(1986年)に、大洪水が起こり、河川法が制定され、日本で初めて近代土木技術を導入した本格的な治水対策が淀川改良工事で進められました。

その工事の中で瀬田川を浚渫したことにより流れが良くなって、下流では洪水を起こしやすく、しかし、一方では渇水に悩まされる時期もあり、湖沿岸の人々の生活に支障をきたしました。


その事象解決のために、明治38年に南郷洗堰(旧瀬田川洗堰)が完成。(貴重な史跡としてその一部が当時のまま残されています。)
昭和36年には現在の洗堰が完成し、平成4年にはバイパス水路も完成しています。
構造と機能、管理や操作技術を駆使し、淀川流量と琵琶湖水位の時間差で変化する状況に対応する洗堰。生物の生息にも配慮した操作をされているそうです。
森あや子
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