平成29年第4回福岡市議会報告(9月議会の主な議案への賛否と主張)
平成29年第4回福岡市議会(定例会) (平成29年9月13日から9月22日)
9月議会の主な議案への賛否と主張
緑とネットは23議案中、20議案に賛成し、3議案に反対しました。
マイナンバーシステム回収の補正予算<議案第197号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決
希望者に対して住民票等に旧姓を表記し、諸手続きを簡素化するというシステム改修の補正予算です。しかし本質的な解決は、夫婦別姓の選択ができる法改正をすることだと考えます。システムの改修は小手先の対策にすぎません。
人工島接続道路(都市高速道路延伸)の補正予算<議案第197号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決
都市高速道路からこども病院側へ直接乗り入れる道路を建設する計画ですが、私たちはこの建設自体に最初から反対してきました。この建設による時短効果はわずか7分。292億円もの税金を投じる必要はありません。
立地交付金の補正予算<議案第197号・議案199号>
〔賛否〕反対→〔結果〕可決
費用対効果が極めて低く、適切な税金の使い道と言えません。これまで立地交付金274億円のうち229億円が人工島の土地処分のために使われています。しかし交付事業所からの税収は累計で20億円しかなく、交付事業所の2割強がすでに撤退、平成28年度までに9,208人の雇用が増えているものの62.5%が非正規雇用、というのが実態です。
建設関係手数料の一部改正<議案第203号>
〔賛否〕賛成→〔結果〕可決
住宅確保の配慮が必要な方に対して賃貸住宅の提供を促進していくため、10月25日から施行された「住宅セーフティネット法」に伴う条例改正でした。住宅改修費の補助や家賃の補助などを国や市から受けることができるようになります。
私たちは賛成したうえで、地域包括ケアシステムと連携させること、支援メニューを充実させること、低所得世帯への住宅費の負担軽減策を充実させること、市民および賃貸住宅所有者に本施策を周知すべきことなどを提案しました。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿