あや子の福島紀行
2014年8月10日(日)~2014年8月12日(火)
10~12日は福島へ行ってました。
10日は福岡からいわき市への移動のみでしたが、夜は宿泊していた旅館古滝屋近くの、居酒屋のおじちゃんおばちゃんの話を聞くことができました。
地震が起きた時やその後の様子、3年5ケ月経った今のお気持ちなども話してくださいました。
11日は、いわき市で古滝屋の経営をする傍ら、ふよう土2100というNPO活動をされている里見さんのガイドでスタディツアーに参加し、福島第一原発から12Kmの富岡町までいきました。
手付かずの商店街を抜けて行く時、道添いに並んだ電信柱には「子どもの未来のために」と書かれた電力会社の看板が残っていました。
それを見た瞬間、悲しくて虚しくて胸がギューッと苦しくなりました。
その通りは、子ども達の通学路。以前は元気な子ども達の笑い声が響いていたそうです。


12日は、郡山市で仮設住宅や県の浄化センター、市の直営や委託している子育ち・子育て支援施設などの見学。そして、郡山市長さんとお会いしてお話しする機会もありました。
両市とも、除染し袋詰めした廃棄物の置場があちこちに所狭しとありました。
3年5ヶ月経った福島の状況、現実を目の当たりにした3日間でした。
現地の方々の復興への思い、原子力災害の苦悩、現実を受け入れ生きられていて未来のために全力で取り組まれていることなど、九州にいて報道などで聞いているだけでは分からない気付かないこともたくさんありました。
残された課題、そしてこれから先の新たな課題もたくさんありました。
復興(どの段階が復興と言えるのかと思いますが…)にはまだまだ時間がかかるし、解決しきれないこともあると思います。
だけど現地からはもちろん、被災地から離れた九州からも、もっと課題を解決していくための声をあげ、行動を起こし、知恵や力を出し合わなければと思いました。
私たちのとても身近にある玄海原発や同じ九州にある川内原発についても、もっともっと自分のこととして多くの人が考えていけるようにも、今回学んだことを発信していけたらと思います。
一度には書ききれないので分けながらここにも書いていこうと思います。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿